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冠婚葬祭のコムウェル[結婚式・ご葬儀・互助会] wrote

わたしの感動物語 No.011

セレモニースタッフの感動物語

こんにちは。広報担当の石田です。本日ご紹介するのは、セレモニースタッフの池内さんです。深い悲しみの中にいるご遺族様にそっと寄り添い、見守り、少しずつコミュニケーションを重ねたことによって、お客様からの感謝のお言葉に繋がったのだと思います。文中にもありますが、大切な人を失ったという喪失感、不安感をお持ちのお客様と接していくとても繊細な仕事だということを、これからも忘れないようにしたいですね。

 

 

セレモニー事業部/池内 和幸

 

遺族の悲しみとともに

早いもので、コムウェルに入社して10年が経ちました。入社以前にも納棺の仕事をしていましたので、葬儀の仕事は初めてという事ではありませんでしたが、やはり葬儀というのは独特な仕事だと感じます。大切な人を失ったという喪失感、不安感をお持ちのお客様と接していくとても繊細な仕事だと実感しています。

 

今まで担当させて頂いたご葬家の中で、特に印象深いご葬儀は、故人様が高校生の式でした。交通事故でお亡くなりになったというご連絡を頂き、警察署へ故人様をお迎えに行くことになりました。ご遺族の方の心情を察するに、正直なところ気持ちはとても重かったです。それから故人様をご自宅へお連れして、ご遺族の方との打ち合わせに入ることになりましたが、御両親の様子は尋常ではありません。我が子が今朝いつも通り家を出て、今は無言のご帰宅です。御両親からしてみれば信じられない残酷な現実を突きつけられているのですから当然の事です。その日は式の日程を決めるだけで終わりました。翌日、式の打ち合わせ時は、御両親のご様子も昨日よりは少し落ち着いているものの、憔悴しきっていてコミュ二ケーションをとるのも難しかったのです。そんな中、お母様が『この子のこと全て、みんなに知ってもらいたい。忘れて欲しくない。』とおっしゃりました。そこで、式場にてのメモリアルコーナーで故人様のお写真、愛用していたものの展示、BGMとしてお好きだった曲をお流しすること、またご遺族の方からの故人様へのお手紙ご拝読、故人様のご親友の方からのご弔辞を提案しました。そこからお母様の表情が変わりました。お母様自身が今我が子の為にできる事は、このご準備という事として捉えて頂き、それならばと気持ちが切り替わった様です。それからご遺族の方の協力を頂き、一つ一つ相談しながら式の準備を整えていきました。

 

式当日は300人以上のご会葬の方が式場へお越しになり、全ての方が深い悲しみに包まれる中、お母様のお手紙で『産まれてきて、私の子供になり、今までたくさん幸せをくれてありがとう』と、ご親友の方から『○○の事は一生忘れない、ずっと親友だよ』とのお言葉は、私自身をはじめ全員の胸に届いたことかと思います。

 

式は滞りなく無事終了し、喪主様であるお父様から『色々わがままを言って申し訳なかった。とてもいい式で、家内も満足している。担当が池内さんで本当に良かった。』とのお言葉を頂き、安堵しました。式は担当一人で出来るものではありません。ご遺族、全スタッフ協力のもとにつくっていくものです。ただご遺族と深く関わる担当として、あくまでコムウェルを代表して頂いたお言葉であるということを自覚しつつ、お客様から感謝のお言葉を頂ける葬儀というこの仕事にやりがいを感じます。

 

私自身4年前に父を亡くし、遺族としての立場を経験しました。大切な人を失った喪失感は想像以上のものがありました。そんな悲嘆の中にいるお客様にどう接していくか、これまでの経験を糧にしてお客様の安心感、満足感向上に繋がるよう、これからも精進していきたいと思います。

 

(社内報2016年11月号より転載)